【睡眠の広辞苑】「スタンフォード式 最高の睡眠」レビュー
こんにちは!高橋アンカーです!
今回から定期的に僕が読んできた本の紹介をしていこうと思います。
昨年の夏あたりから自己啓発系やビジネス書をさまざま読み漁ってきましたが、インプットばかりで内容をすぐ忘れてしまうことが多々ありました。そこで、ブログでアウトプットしていくことで内容の定着を図ろうと思います。
記念すべき第1冊目はこちら!
「スタンフォード式 最高の睡眠」
<こんな人におすすめ>
・睡眠について調べてみたが、どの情報を信じていいかわからない
・日々の睡眠の深さにブレがある
・疲れているのにぐっすり眠れず困っている
このクールな表紙と多くの日本人が問題意識を抱えている「睡眠」という話題。そのためこの書評を読んでいる人の中でもが書店などでこの本を目にしたことがある人は多いかもしれません。
「スタンフォード式 最高の睡眠」は睡眠に関して世界的にも研究が進んでいるスタンフォード大学の睡眠生体リズム研究所所長を務める西野精治さんが執筆した本で、タイトルの通り最高の睡眠を取るためのメソッドが書かれています。
本の流れはこんな感じです。
1 睡眠の意義
基本事項の確認の章。睡眠には休息や記憶の整理などの役割があることを紹介しています。
2 「黄金の90分」とは?
これは睡眠の最初の90分のことで、この90分に深い眠りをすることでその後の数時間も深い眠りにつくことができ、睡眠全体の質を飛躍的にあげることができるとされています。
3 「黄金の90分」のための睡眠法
上記の「黄金の90分」を迎えるために睡眠前に何をすべきかが書かれています。具体的には就寝90分前の入浴や就寝時間を固定することなどが有効であるとされています。
4 仮眠や覚醒時の工夫
睡眠は覚醒時(つまり日中の活動)の影響を受けることがわかっているため、昼間の生活の仕方やコツなどが紹介されています。この章は少し補足的な役割を果たしていると感じました。
実はこの本、睡眠に関する意外な新事実や、新たな研究結果はそれほど多くは書かれていません。それよりも現在ある睡眠についての膨大な情報の中から、科学的な研究によって実証されたより確実性の高い事実を理論立てて体系的にまとめているのです。そのため読んだ人の中には何か物足りなさを感じる人がいるかもしれません。しかし、ネットで簡単にソースもわからないような情報を手に入れることができてしまう現在において、このように簡潔で科学的な根拠に基づいた情報をまとめているこの本の価値は非常に高いのではないかと感じました。
そのほかにも「最適な睡眠時間ってどれくらいなの?」というように小さな疑問を解決してくれる、まさに「睡眠の広辞苑」とも言える一冊です。
あなたの睡眠習慣を見直すためにも、是非一度読んでみることをお勧めします!